ジムは週1でいい|「続かない」が終わるのは、曜日をひとつ決めた日から
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土曜の朝9時、あなたはもう着替えて家を出ています。今日行くかどうかは考えていません。土曜の午前はジム、と決めてあるからです。11時には帰ってきて、一日はまだ半分残っています。
週3回も通っていません。週1回です。それでも「続かない」は終わります。
いまの土曜と、何が違うのか
目が覚めてベッドでスマホを開く。気づいたら11時で、「今日はもういいか」と思う。夕方に少しだけ後ろめたくなって、日曜の夜には月曜のことを考えている。
違いは、やる気の量ではありません。土曜の朝に「行くかどうか」を決める場面があったか、無かったかです。
続かない原因は、やる気ではなく「週3回」という目標のほう
「週3回通う」と決めると、何が起きるか。毎日「今日は行く日か」「今週あと何回残っているか」を判断することになります。
判断には体力を使います。そして、仕事で疲れている日ほど判断は雑になり、雑になったときは必ず「行かない」が勝ちます。行かなかった分は翌週に繰り越され、「あと4回」になり、達成が遠のいて、やめます。
回数を目標にしているかぎり、この流れは毎回同じところを通ります。あなたの意志が弱いからではなく、判断する場面を毎週何度も作ってしまう設計だからです。
だから、回数ではなく枠を決めます。「週3回」ではなく「土曜の午前」。判断する場面がそもそも発生しないので、意志の強さが関係なくなります。
曜日をひとつ決めるだけで、迷う場面が消える
決めるのは2つだけです。
- 曜日(ひとつだけ。増やすのは3ヶ月続いてから)
- 開始時刻(「午前中」ではなく「9時」まで決める)
そのうえで、カレンダーに繰り返しの予定として入れてください。予定が入っていれば、土曜の朝に考えることは「何時に家を出るか」だけになります。行くか行かないかは、もう先週の自分が決めています。
土曜の午前をすすめる理由は3つあります。金曜の夜の疲れが一度リセットされていること。午前に済ませると、残りの土日がまるごと自由に使えること。そして、平日の夜と違って「仕事が長引いて行けなかった」が起きないことです。
最初の1回は30分で帰る|「今日は軽くでいい」が言えると、次の土曜が来る
初回に張り切って2時間やると、次の土曜に体が重く、行きたくなくなります。逆に30分で帰ると、物足りなさが残ったまま一週間が過ぎます。この物足りなさが、次の土曜にそのまま効きます。
最初の1ヶ月は「行って、着替えて、30分だけ動いて、帰る」で十分です。目的は体を変えることではなく、土曜の午前にジムがある状態を先に作ることです。中身を濃くするのは、通うこと自体が当たり前になってからで間に合います。
ジムは「近さ」で選ぶ|10分を超えると、行かない理由が毎週生まれる
設備の良さや料金より先に、距離で絞ってください。基準は家か、通勤で毎日使う駅から徒歩10分以内です。
10分を超えると、雨の日・寒い日・少し寝坊した日に「今日はやめておくか」が成立してしまいます。週に一度しか行かないのだから、その一度が潰れると、その週はゼロになります。設備が多少見劣りしても、近いほうが残ります。
通勤経路の駅を選ぶ場合は、土曜にもその駅まで出る気になるかを考えてください。平日は毎日通る駅でも、休日はまったく行かない方向、ということがあります。
料金は3タイプ|どこまでやりたいかで、迷わず決まる
料金表を比べ始めると決まりません。タイプで選べば、候補は数店舗に絞れます。
1. コンビニジム型(月3,000円前後) マシン中心で、着替えずに行ける店もあります。シャワーが無い店舗もあるので、汗をかいて帰ることになります。「まず土曜の午前に家を出る」を作りたい段階では、いちばん失敗しにくい入口です。
2. 24時間マシン特化型(月7,000〜9,000円前後) フリーウェイトとシャワーがそろいます。24時間営業の価値は「深夜に行くこと」ではなく、土曜の予定が崩れた日に、夜へ振り替えられることにあります。週1回の枠を守りやすくなります。
3. 総合型クラブ(月10,000〜15,000円前後) プール・スタジオ・風呂がついています。運動そのものより、休日の半日をそこで過ごせるのが効きます。運動して、風呂に入って、休憩スペースで少し休んで帰る。滞在時間が長いぶん、スマホから離れている時間もいちばん長くなります。
料金は店舗ごとに違います。入会金・事務手数料・キャンペーンの有無でも変わるので、候補を絞ったら必ず公式サイトで確認してください。
スマホはロッカーに置く|1時間、通知が来たことにも気づかない
器具を使っている間は手がふさがりますが、セットの合間は空きます。ここでスマホを開くと、休憩が5分になり、10分になり、1時間の滞在のうち半分が画面になります。
対策はひとつで、ロッカーに置いていくことです。音楽を聴きたいなら、プレイヤーを腕時計型のものに分けてください。タイマーが必要なら、ジムの壁にある時計か、インターバル用の安い時計で足ります。
置いていくと、帰るまでの1時間、通知が来たことにも気づきません。スマホを見ない休日の過ごし方12選でも書いたとおり、我慢して見ないのではなく、見られない状況を先に作るほうが確実です。
来週の土曜の朝
目が覚めた時点で、行き先が決まっています。考えるのは家を出る時刻だけ。11時に帰ってきて、汗を流して、一日はまだ半分残っている。日曜の夜に「今週末は何をしたか」と聞かれたら、一言で答えられます。
やることはひとつです。土曜の午前に行ける店を、いま1つだけ決めてください。
ここで「あとで調べよう」と思ったものは、だいたい調べません。そして土曜の朝に行き先が無ければ、この記事を読む前の土曜に戻るだけです。
なので、選び方まで決めておきます。最初の1店は、無料カウンセリングか無料体験があるところにしてください。 理由は3つです。
- お金を払う前に、続けられるかが分かります。 器具の混み具合、スタッフとの距離感、シャワーの行列。どれも写真では分かりません
- 合わなければ、断って帰れます。 その場で入会を決める決まりはありません
- 決断がいちばん小さくて済みます。 「入会する」より「話を聞きに行く」ほうが、はるかに軽い一歩です
勧誘が不安なら、行く前に「今日は決めません」と一言伝えておけば済みます。それで気まずくなる店なら、そもそも通う店ではありません。
土曜の午前が埋まっている自分は、行ってみるまで分かりません。