サウナの入り方|初めての1回で、2時間まるごとスマホから離れられる
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土曜の午後、ロッカーの鍵を手首に巻いた瞬間から、2時間はあなたの時間になります。通知は来ているかもしれませんが、確かめようがありません。出てきたころには外が少し暗くなっていて、そこで初めてスマホを開きます。
この2時間を作るのに、我慢は一度もしていません。
いまの休日と、何が違うのか
家のソファで「今日は休む」と決めた日ほど、終わってみると何も残っていません。横になってスマホを開いて、動画を見て、SNSを見て、夕方になる。休んだはずなのに、月曜の朝は変わらず重い。
違いは休んだ時間の長さではありません。休憩の中身が、画面だったかどうかです。
家で休もうとすると、いちばん手近な刺激で時間が埋まる
これはあなたの問題ではありません。家には、手を伸ばせば届くところにスマホがあります。退屈が生まれた瞬間に埋められる道具がそこにあるので、意志で止めるには反応が速すぎます。
解き方は単純で、手の届かない場所に行くことです。そのなかでサウナがいちばん簡単なのは、「スマホを断つ」という意識が要らないからです。浴室にスマホは持ち込めません。禁止されているうえに、そもそも濡れます。ロッカーに入れるのは我慢ではなく、単にそうするしかないからです。
やめている感覚がないまま離れられる。これが、最初の1回としてサウナをすすめる理由です。
覚えるのは3セットだけ|初回から「どうすればいいか」で迷わない
一般的な入り方は、次の3つを1セットとして、3回くり返す形です。
- サウナ室(80〜100℃)に入る … 時間は気にせず、つらくなる前に出る。初回は5〜8分で十分です
- 水風呂(15〜18℃前後)に入る … 汗を流してから、肩まで。30秒〜1分
- 外気浴(休憩) … 椅子に座って5〜10分。これがいちばん大事な工程です
サウナに入る前に、体を洗います。水風呂の前にも汗を流します。覚えることは実質これだけで、あとは全部「つらくなる前にやめる」で通用します。
時計を見る必要はありません。 何分入るかより、「気持ちよく出られたか」のほうが大事です。時間を計ろうとするとスマホを持ち込みたくなるので、初回は完全に感覚でかまいません。
持ち物は3つ|手ぶらで行っても、たいてい足りる
- 着替えの下着 … これだけは持っていくと確実です
- 小銭かカード … 館内の自販機・食事処で使います。館内着のポケットに入る量で足ります
- タオル … 多くの施設でレンタルまたは購入ができます。持っていけば200〜300円ほど浮きます
シャンプーとボディソープは、たいてい備え付けがあります。サウナハット・マイタオルの類は、3回目くらいで欲しくなったら買えば十分です。
迷ったら「スーパー銭湯」から|サウナ専門店より失敗しにくい
初回はサウナ専門店ではなく、スーパー銭湯や日帰り温泉を選んでください。理由は3つあります。
- 休憩スペースと食事処がある … 風呂上がりに行き場がないと、結局スマホを開きます
- 滞在時間の制限がゆるい … 半日いても大丈夫な施設が多く、時間を気にせず済みます
- サウナが苦手でも成立する … 合わなければ普通の風呂に入って帰ればいいだけです
料金は施設によりますが、日帰りで1,000円前後から見つかります。タオル代・館内着代が別のところもあるので、行く前に公式サイトで確認してください。
水風呂が苦手でも大丈夫|入らなくても、2時間は同じように手に入る
水風呂は必須ではありません。冷たいシャワーを足から順にかけるだけでも、休憩に移れます。
そもそも、この記事の目的は「正しいサウナの入り方」を覚えることではありません。2時間、画面から離れた時間を作ることです。サウナ室に5分入って、シャワーを浴びて、休憩椅子でぼんやりする。それだけで目的は達成されています。
出たあとの30分が、いちばん危ない
風呂から上がって館内着に着替えると、ロッカーからスマホが戻ってきます。ここで開くと、休憩スペースの30分がまるごと画面になり、帰りの電車も同じになります。
対策は、上がったあとの予定を先に決めておくことです。
- 食事処で何か食べて帰る
- 持ってきた本を読む(紙の本を1冊だけ荷物に入れておく)
- 何もしない椅子時間を15分だけ取ってから、まとめて通知を見る
「見ない」ではなく「先に別のことを入れる」ほうが確実です。スマホを見ない休日の過ごし方12選にも書いたとおり、空いた時間はいちばん手近な刺激で埋まります。埋める中身を、先にこちらで決めておきます。
次の土曜の午後
ロッカーに鍵をかけた時点で、2時間が確保されています。暑くなったら出て、水を浴びて、椅子に座る。それを3回くり返して、上がって、何か食べて帰る。外に出ると少し暗くなっていて、そこで初めてスマホを開きます。通知は溜まっていますが、急ぐものは1つもありません。
やることはひとつです。今週末に行く1軒を、いま決めてください。
ここで「今度の休みにでも」と思ったものは、だいたい行きません。行かなければ、次の土曜も家にいて、日曜の夜に同じことを思います。
なので、決め方まで置いておきます。最初の1軒は、電子チケットを先に買えるところにしてください。 理由は3つです。
- 先に払うと、行く確率が変わります。 1,500円でも、払った予定はキャンセルしにくくなります
- 当日の財布と受付が要りません。 入口でスマホの画面を見せるだけなので、迷う場面がありません
- 混雑と設備が先に分かります。 水風呂の温度、休憩イスの数、館内着の有無。着いてから知ると、その日は失敗して終わります
一人で行きづらい、という人へ。サウナは、ほぼ全員が一人で来ています。 話しかけられることも、グループに見られることもありません。タオルを持っていなくても、たいていの施設は数百円で借りられます。他の場所も同じ基準で並べたひとりで行ける場所リストも置いておきます。
土曜の午後を風呂で使った週が、どんな終わり方をするか。行ってみるまで分かりません。