ボルダリングの始め方|2時間、落ちないことだけ考えて終わる休日
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土曜の午後、壁の前に立っています。
次にどの石をつかむか、そればかり考えています。気づくと2時間経っていて、手のひらが痛くて、明日は腕が上がらないことが分かっています。
その2時間、他のことを何ひとつ考えていません。
いまの土曜の午後
体を動かしたい、とは思っています。
ジムは一度行って、走って、筋トレをして、退屈でやめました。家にいるとどうせスマホなので、外に出たほうがいいのは分かっています。ただ、続いたものがひとつもありません。
運動が続かないのは、たいてい退屈だから
黙々と走る、黙々と上げる。これが続く人もいますが、続かない人のほうが多いです。続かないのは意志ではなく、やっている最中に「あと何分」と考える余地があるからです。
ボルダリングには、その余地がありません。
登る壁には「課題」という順路が決まっていて、色分けされた石だけを使って上まで行きます。できるか、落ちるか、どちらかしかありません。 考える対象が目の前に1つしか無いので、時間を数える場面が来ません。
そして、両手が完全にふさがります。スマホを見るには一度降りるしかありません。
初めての日に、実際にやること
予約は要りません。ふらっと行って大丈夫です。
- 受付で「初めてです」と言う
- 講習を受ける(10〜15分。落ち方と、やってはいけないことを教わる)
- 靴とチョークを借りる
- いちばん簡単な色から順に登る
服装は動ける普段着で足ります。ジャージでもTシャツでも構いません。持ち物は、汗をかくのでタオルくらいです。
料金は初回登録料が1,000〜2,000円前後、当日の利用料が2,000円前後、靴とチョークのレンタルが500円前後。初回は合わせて3,500〜4,500円前後を見ておけば足ります。店舗によって差があるので、公式サイトで確認してください。2回目以降は登録料が要らなくなります。
選ぶのは3つだけ
1. 初回講習をやっているか ほとんどの店にありますが、ここだけは確認してください。講習がある店は、初めての人が来る前提で作られています。
2. 靴とチョークを貸してくれるか 買う必要はありません。続くかどうか分からないうちに靴を買うと、それが最後の1回になります。
3. 平日の夜もやっているか 土日しか開いていない店を選ぶと、土日の予定が埋まった週にそのまま途切れます。
気になっていること、たぶん3つとも外れています
運動神経は要りません。 いちばん簡単な課題は、はしごを登るのとそう変わりません。上達するのは握力でも運動神経でもなく、足の置き方です。
ムキムキの人ばかりではありません。 平日の夜に行くと、仕事帰りの普通の人が黙々と登っています。上級者は自分の課題に集中していて、他人を見ていません。
ひとりで浮きません。 むしろ初回は受付で説明を受けるので、ひとりのほうが動きやすいくらいです。詳しくはひとりで行ける場所リストに、浮かない順で並べてあります。
次の土曜の午後
受付で「初めてです」と言って、靴を借りて、いちばん簡単な色から登ります。2時間後、手が痛くて、スマホをどこに置いたか思い出せません。
やることはひとつです。家から一番近い店を1軒決めて、土曜の午前に行くと決めてください。
近さで選ぶのは手抜きに見えますが、通える距離かどうかが、続くかどうかをほぼ決めます。 良い店に月1回行くより、近い店に週1回行くほうが残ります。
同じ「手がふさがる」休日でも、静かなほうがいい人はサウナの入り方へ。体を動かすほうを続けたい人は、ジムは週1でいいに曜日の決め方を書きました。